ZEROSONIC処理の実例
1)難燃剤 | |||
2) 納豆 | |||
3) CFRP炭素繊維樹脂 | |||
4) ウレタン | |||
5) 食品工場残渣 | |||
6) 蒸着アルミ | |||
7) 医療廃棄物 | |||
その他の事例
賞味期限切れ弁当 乳製品 | 長靴・木材 ポリタン | 梅干しの種 | 玉ねぎ等・野菜 | カセットデッキ タイヤ |
活性酸素による有機物分解のメカニズム
有機物は基本的に炭素の結合を中心に成り立っている。この炭素結合が非常に強いため、細胞破壊等も非常に難しい。
活性酸素はこの炭素結合を破壊する事が出来る。
ZEROSONICより処理された有機物は、炭素と結合した微粒となる。
有機物(タンパク質や脂質)は、炭素や水素、酸素といった原子が結合することで作られる。
活性酸素はその結合(炭素結合)を分解する働きがある。
有機結合のC-CとC-Hを比較すると、結合エネルギーはC-Hの結合力が強く最も強い結合である。
常温の活性酸素のエネルギーでC-C結合は切断できるが、C-H結合は切断できない。
C-C(344kJmol-1) < 活性酸素種 < C-H(415kJmol-1)
原子結合のエネルギー(kJmol-1)
結合 | 結合エネルギー |
C-C | 344 |
C-O | 350 |
C-H | 415 |
活性酸素は常温の環境下では動・植物の細胞壁(膜)を分解が可能なエネルギーを有する。しかしながら、活性酸素は常温で細胞壁を分解するが消滅までには至らない。そこに熱を加え、熱エネルギーを与えられた分子が活発に動き回るようになり、自然に分子間の距離が大きくなります。すると分子間に働いていた相互作用は小さくなり、結合力が弱くなります。すると活性酸素でも分解が可能になる。
この結果、すべてのC-H、C-Cを分解してガス化し、最後に強化剤等で混合されていたセラミック(無機物)のみが残る。また、炭素から水素を引き抜く分解反応は発熱反応で、200℃前後の熱が発生。引き抜かれた水素原子は酸素原子と結合しOHラジカルになり、隣接するC-H結合から水素を引き抜き、この反応が幾何級数的に起こることで、固体有機物は分解・消滅(ガス化)する。固体有機物が分解されることで多量の熱が発生し、常にセラミックに熱が維持されることで、新たなエネルギーの供給は必要ないので低エネルギーで分解処理が可能になる。
ZEROSONIC(個体有機物熱時期分解装置)のメリット
■低コスト イニシャル・ランニングコスト共に非常に小さい
■ランニングコスト 分解は発熱反応なので処理装置エネルギー使用は、AOS(活性酸素発生装置の80w×2台のみ)
■ダイオキシン類 国内基準以下
■メンテナンス 増加セラミックの排出。メーカー定期メンテナンスあり
■環境負荷 CO2削減、地球温暖化防止
ZEROSONICの仕様
装置型式 | Pola-1.0 | Pola-3.0 |
外形寸法(㎜) | Φ1000×1300(投入BOX含む) | Φ1500×2300(投入BOX含む) |
処理容量 | 1㎥ | 3㎥ |
フレーム材質 | 鉄板(steel) | |
処理部材質 | 鉄板(steel) | |
排ガス処理装置 | 電気ヒーター |